お金は一銭も持っていません

「お金は一銭も持っていません」

そんな生き方を選んだラファエルさんのお話。
1983年生まれのドイツ人男性。
スペイン人の奥さんとの間に2歳になる娘がいます。

人生の哲学は「アンチ消費社会」

消費を抑えることで環境を害する生産活動を少なくし、
地球を大切にしていこうという考えです。

生活の仕方はこんな感じです。

・スーパーの廃棄食料品
＝家族の食糧
＝貧困地区の街角にある冷蔵庫へ寄贈など

・水道代や電気代など
＝代わりに教会関係施設のメインテナンス業務や掃除

・奥さんのスペイン語無料講座
＝代わりに食糧や生活品など

「各自が持っている能力を交換すればお金なんて稼ぐ必要はない」
「物々交換」
「助け合いの精神」
「お金を使わないで生きると、人と会話をして交流する機会が増える」

とのことです。
とても感慨深いと言いますか、
日頃日本で生活していると触れにくい概念だなと思いました。

確かに、
「お金がない＝工夫する」
という視点は納得できますし。

以前秋元康さんがテレビで、

「お金とは色鉛筆みたいなもの」
＝あれば綺麗な絵が描けるけど無くても絵は書ける

と言っていました。
ラファエルさんの思考に少しリンクするなと感じました。